シアノバクテリアを解決

海水水槽のシアノバクテリア問題!原因、対処法は?徹底解説!!

 

どうも!

大量発生マニアのアクアリウム野郎です。

現在、うちの水槽にシアノバクテリアが大量発生中でございます!(笑)

 

 

皆様、シアノバクテリアというものをご存知でしょうか?

水槽をやっていると、いつか必ず出会うのではないでしょうか。アクアリスト達の嫌われ者・・・

海水、淡水、どちらにも発生する厄介なやつ!シアノバクテリア!

 

今回は(うちの水槽にシアノバクテリアが大量発生中ですので(笑))シアノバクテリアの原因や対策などを考えていきたいと思います。



シアノバクテリアについて

 

まず、シアノバクテリアとは一体なんなのでしょうか?

そこから考えていきたいと思います。

 

シアノバクテリアとは?

シアノバクテリアとは、一言で言うと細菌の塊(一群)です。

細菌の塊なのですが、シアノバクテリアは光合成によって酸素を生み出します。

 

細菌なのに、なんだか植物みたいですが、それもそのはず、シアノバクテリアは植物のルーツ的な存在なのです。

詳しい話は私もよくわからないので省きますが(笑)

光合成をする細菌群がシアノバクテリアの正体ということです。

 

光合成によって酸素を発生させる為、酸素発生型光合成細菌とよばれています。

呼び方については、シアノバクテリアの他、藍藻(らんそう)藍色細菌(らんしょくさいきん)とも呼ばれています。

 

 

シアノバクテリアが嫌われている理由

それでは、アクアリウムにおいてシアノバクテリアが嫌われる理由についてです。

 

①見た目が悪い

まず一番はこちらでしょう!

見た目が悪いことがシアノバクテリアが嫌われる大きな理由です。

色は緑色が多いですが、青っぽかったり、赤っぽかったり、いろいろなバリエーションがあります。

見た目は薄い膜のようで、ネバネバしているような感じです。

 

大量にシアノバクテリアが発生すると、底砂、ライブロック、水槽のガラス面など、這うようにしてネバネバの薄い膜で覆っていきます。

薄い膜状に水槽を覆いつくしていく様はそれはそれはキ○イです。




②くさい

次のシアノバクテリアが嫌われる理由がこちらの臭いです。

通常、水槽はほぼ無臭ですが、シアノバクテリアが繁殖している水槽は臭いが出てきます。

シアノバクテリアが多くなればなるほど臭いもきつくなっていきます。

 

③しつこい

そしてこのシアノバクテリア、一度発生すると完全に駆除するのには結構苦労するそうです。

シアノバクテリアは発生すると水槽の見た目が悪くなり水槽からくさいニオイを放ちなかなか駆除するのが難しいという嫌われ者なのです。

 

シアノバクテリアが発生する原因について!

シアノバクテリアは元々どんな水槽にもいるのですが、良い環境が維持されていれば(シアノバクテリアが大量繁殖する環境になっていなければ)大量発生することなく、目に見えることもありません。

 

目に見えるようにシアノバクテリアが発生するということは、=「シアノバクテリアが大繁殖している」ということなのです。

シアノバクテリアが大繁殖する原因について調べてみました。

 

原因①水槽内のリン酸塩が多くなっている

アクアリウム初心者の我々にとっては、なんのこっちゃという感じですが(笑)

このリン酸塩というのが、多くなることによってシアノバクテリアが大量繁殖するというのが、定説のようです。

原因はほぼこれといっても間違いじゃないと思います。

 

リン酸塩濃度の上昇はシアノバクテリアの増殖の原因だけでなく、コケの大量発生の原因でもあります。

調べてみると、シアノバクテリアの大量発生原因はコケの発生とリンクしている部分が多くあって、シアノバクテリアの大量発生とコケの大量発生は、ほぼ同じような原因であることがわかりました。

リン酸塩の上昇もその原因の一つです。

 

ではどういった理由で、水中のリン酸塩が多くなるのでしょうか?

リン酸塩が水中に多くなる理由はずばり、残餌生体の糞生体の死骸、この3つが主な原因です。

つまり、水槽内に余計な栄養素(コケ類にとっての栄養素)が過剰になっているということですね。

餌をやり過ぎていたり、貝が知らない間に死んでしまっていたりすると、このリン酸塩濃度が急上昇することになります。

結果、シアノバクテリアが増殖してしまう原因になります。



原因②ろ過能力が水槽の容量に対して不足している

ろ過能力が不足している場合もシアノバクテリアが増殖する原因となるようです。

原因①と通じる部分でもありますが、ろ過能力が不足している事によって、水槽内にシアノバクテリアやコケの原因になる栄養素が余分に残ってしまいます。

結果、シアノバクテリアが増殖してしまう原因になります。

 

原因③光をあてすぎている

照明を強力なものに変えたタイミング、照明時間を長くしたタイミングでシアノバクテリアが大量発生するということもあります。

シアノバクテリアもコケ類と同様に光合成をする細菌ですので、多く光があたることによって増殖を促してしまいます。

 

原因④水流がなく、汚れが溜まりやすい場所がある

シアノバクテリアは水槽のなかの水流がない部分、弱い部分に発生する傾向にあるようです。

水流がない部分、弱い部分には水槽内の汚れが溜まりやすいので、その部分はシアノバクテリアが増殖しやすい環境になってしまいます。

 

シアノバクテリアを発生させない為に!

 

シアノバクテリアを発生させない為には上記の原因をなくせば良いはずです。

 

原因①リン酸濃度を上昇させない為に!

リン酸の発生原因の主なモノは、残餌、生体の糞、生体(貝など)の死骸などです。

最低限の対処方法としては

まず、残餌がでないように魚などへの餌は少量をあげるようにしましょう。

そして餌を減らすことによって、糞も減ることになります。

そして、貝などの死骸は発見したらすぐに取り出すようにしましょう!

 

原因②濾過能力の不足を解消

水槽の濾過能力が不足していると思われる場合は濾過能力を上げましょう。

方法はいろいろあります

  • 濾過フィルターを今より大きい規格のモノにする
  • 追加でフィルターを設置する
  • フィルターのろ材マットなどを交換する
  • フィルターのろ材を追加する
  • プロテインスキマーを設置する(強力なものにする)
  • プロテインスキマーの泡がしっかりでているか確認し、備品交換などのメンテナンスをする
  • 添加剤を使用する(よく調べてからやってください)

などです。

今使用しているフィルターやプロテインスキマーを長い期間使用している場合は、

フィルターはろ材を追加することや、思い切ってろ材を交換したり、水を循環させるポンプを交換する等、プロテインスキマーは泡を発生させる部分がエアーポンプ式であればエアーポンプを新品に交換したり、エアストーンを新品に交換することなどによって濾過能力を回復させましょう。

 

そもそも濾過フィルターが水槽の規格にあっていない等の場合は、濾過能力が高いフィルターと交換する等してみましょう。



原因③光をあてすぎている場合は

光をあてすぎている場合は単純に照明の時間を短くしてしましましょう。(飼育しているサンゴなどの状態をみながら)

6時間くらいにしてしまっても大丈夫かと思います。

 

原因④水流がない部分をなくす為には

可能であれば、サーキュレーター(水流発生機)を設置(追加)して全体に水の流れができるようにしましょう。

他にもライブロックの位置を変えたり、サーキュレーターの方向を変えるなどの方法で水槽全体に水の流れができるように工夫をしてみましょう。

シアノバクテリアは水流に弱いそうで、水流をシアノバクテリアの発生している場所に強めにあてているだけでも壊滅させられるという情報もありました。

 

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次は発生してしまったシアノバクテリアをどうやって除去するか、対処法を考えてみます。

発生してしまったシアノバクテリアの対処法

 

ここからは発生してしまったシアノバクテリアの対処法です。

発生してしまったシアノバクテリアはどうやって退治したら良いのでしょうか!?

 

①まずは可能な限りシアノバクテリアを取り除く

まずは目に見えているシアノバクテリアを可能なかぎり取り除きましょう。

取り除く方法としては、水替え時に使用している排水ホースで吸いとるというのがおススメの方法です。

その際、底砂も一緒に吸い取ってしまうことになるかもしれませんが、仕方ないと割り切りましょう。

排水ホースによっては、吸い取ったシアノバクテリアによってすぐに目詰まりするので、詰まりを取り除きながらの繰り返し作業はめんどくさいかもしれませんが、頑張って下さい。

大体80%~90%くらい取り除けたらOKです。

手やピンセットなどで取り除くこともできますが、キレイにとることが難しいので、水槽内にシアノバクテリアが散らばってしまうことがあります。

 

②シアノバクテリアの発生原因を改善する

見えているシアノバクテリアが取り除けたら今度は

上であげているシアノバクテリアの発生原因にあてはまるものがあれば改善しましょう。

 

  • 餌の量をしばらくの間少なくする
  • 生体の死骸がないか確認する
  • 濾過能力の不足を解消する
  • 照明の照射時間を短くする

などです。

 

③シアノバクテリアが発生した場所に少し強めの水流をつくる

見えているシアノバクテリアを取り除き、発生原因と思われる状況を改善したら

次はシアノバクテリアが発生している場所に水流をつくるようにしましょう。

ライブロックの組み方やサーキュレーター(水流発生機)の方向を調節して、少し強めの水流ができるようにします。

サーキュレーターを設置していなければ、これを機に設置するのも良いと思います。

 

 

それでもだめならリン酸吸着剤!ローワ フォス

基本的な原因を取り除いたり、水流を作ったりしても、それでもまだ繰り返しシアノバクテリアが発生してしまう場合は、リン酸吸着剤を使用してみましょう。

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こちらは、リン酸の除去に非常に優れた効果を発揮するらしいです。

お茶パックなどに入れて使用するみたいです。

 

リン酸がしっかりと除去されているか、テスターで確認してみましょう。

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リン酸塩の数値が下がったら、シアノバクテリアがいなくなることを願って待ちましょう。



シアノバクテリアまとめ

 

では、シアノバクテリアについてまとめたいと思います!

 

シアノバクテリアとは光合成を行う細菌の塊

 

シアノバクテリアが嫌われている理由は3つ

  1. 見た目が悪い
  2. くさい
  3. なかなか完全除去できない

 

発生する主な原因としては、水槽内のリン酸塩である。(これは他のコケ類も同じ)

対処方法としては、

まず物理的に取り除き、水槽内のリン酸塩を下げること。水流をつくる。

餌を少なくしたり、濾過能力の改善、能力アップを行う。

 

それでもダメなら、リン酸塩吸着剤を使用する(お金が許すならはじめから使用した方が良いかも・・)

 

以上、シアノバクテリアの説明でした!!!



絶賛!うちの水槽に大量発生中のシアノバクテリア!!

 

はい!

ここからは、今回の記事を書こうと思ったきっかけ!!

うちの水槽にシアノバクテリアが絶賛!大量発生中でございますーーー(''Д'')(笑)

 

原因ははっきりしています。(上でちゃんと勉強しましたからね・・)

原因は

  1. 照明を強くしたこと
  2. 貝の死骸を放置していたこと
  3. コケ取り貝がほぼ全滅していること
  4. 水流を上向きにしすぎていたこと
  5. 餌をあげすぎていたこと
  6. 水槽の濾過能力が低い

 

もうね!ばっちり!いろいろ当てはまっています(笑)

そりゃシアノバクテリアも大量発生しますわ!

 

まず最近照明を新たに追加しました。

それによって水槽への光量がかなりアップしております。

その時の記事はこちら

 

そして、コケ取り貝の姿を最近見ないなーと思っていたのですが、確認したところ、ほとんどいなくなっていました。(死骸の貝殻はありました)

=貝の死骸を放置してしまっていました・・・・

 

そしてそして、設置しているサーキュレーターですが、水流の方向を上向き(水面向き)にし過ぎていたため、底砂方向への水流が弱まっていました。(多分)

=結果水流が全体に届かない状態が続いていた

 

そしてそしてそして、最近餌をあげすぎていました・・・これはまぁなんとなくです・・・

 

そしてそしてそしてそして、水槽の濾過能力が低いです。(これはずっと前からです)

 

原因ほとんどあてはまっとるやないかい!!

うちのシアノバクテリア水槽の様子を紹介します

 

というわけで、うちのシアノバクテリアに浸食された水槽をご紹介します。

一見するとよく見えないと思いますが、

 

近づいてみると・・

 

緑色のシアノバクテリアにかなり覆われています。

ネバネバしてそうな見た目がキ○イ(;・∀・)

 

底砂の表面にコケの膜が張ったようになっています。

特に底砂がヒドイのですが、良く見るとライブロックをコケ膜が登り始めているのがわかります、、(;・∀・)

 

水槽の右側前面がほぼ、この薄い膜状の緑のコケにやられています。

 

左側はまだ大丈夫。

比べてみると全然違いますね。

 

しかし、確実にこの膜状のコケは広がってきています!( ゚Д゚)

なんとかせねば!!

というわけで、少し長くなってしまいましたので、うちの水槽のシアノバクテリア対処編はまた今度にします!!

次回お楽しみにっ!!

続きはこちら




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マリンアクアリウムを始めました。 これから始める方の参考になれば幸いです。 アクアリウム関連の記事だけでなく、実験系の記事も書いていこうと思っています。宜しくお願いします。

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