どうも!
アクアリウム野郎です。
ついに重い腰をあげる時がきました・・・
長らく放置していました『ダブルサイフォンシステムによるオーバーフロー水槽を自作する』という企画ですが、今回は濾過槽を作りましたのでその様子と作り方をご紹介したいと思います。
前回の記事はこちら
これから濾過槽を自作する予定がある方は是非参考にしていただければと思います。
また、記事を読んで不明な点や、聞きたいことがある!という方はコメント欄から是非ご質問をお待ちしております。
まずはじめに、この濾過槽の製作についてですが、
そもそも私完全にナメてました・・・
工程も多くないので30分くらいでちょちょいのチョイで簡単に完成するだろうと思っていたのです。
ところがどっこい!
製作時間はなんと4時間!!(笑)
思っていたよりメチャクチャ大変でしたし、作業自体も難しかったです・・・
作り終わった後は疲れてもうヘロヘロ状態でした・・・
これらの敗因はすべて『事前の勉強不足』。
コーキングに関する知識も無く、そしてろくに調べもせずにやろうとしたのが間違いでした。
この記事を読まれている読者様で初めてコーキングをするという方は必ず事前にユーチューブ動画などで予習をしっかりとしてから濾過槽製作に臨まれることをおすすめします。
※ちなみに慣れている方なら本当に30分位でつくれると思います。
ではさっそく内容にいってみましょう!
濾過槽の設計について
まずは自作する濾過槽の設計について考えていきます。
濾過槽の自作については AquaTurtlium様のこちらの記事を参考にさせていただきました。
自作オーバーフロー濾過システム!60cm水槽改造濾過槽の自作
現在《濾過槽 自作》とGoogle検索するとトップに表示される記事です。
とても内容が分かりやすく、立体的な設計図が描かれており、とても参考になりました。
濾過槽についても勉強になるので是非ご一読してみることをオススメします。
私が自作する濾過槽についても上記の記事を参考にさせていただき、60センチ水槽に仕切りを2つ作って、3層構造の濾過槽を作っていきたいと思います。
濾過槽の大きさ、仕切板の長さなどの寸法を考えてみました。
検証などはしておらず、ぶっつけ本番感が否めませんが、まぁ大丈夫でしょう。
そして水の流れはこのようになります。
エクセルの雑な図で申し訳ない(´-ω-`)
ざっくりとどんな濾過槽を自作するかはお分かりいただけたかと思いますので、次は濾過槽を自作する為に必要な材料をご紹介します。
濾過槽用の水槽
濾過槽を自作する為には槽となるモノが必要です。
プラスチックのボックスなどで自作している方もおられるようなのですが、今回はガラス水槽を使用します。
用意したガラス水槽は60センチ規格のこちらです。
テトラ グラスアクアリウムGA-60T(60×30×40)60cm水槽
(画像クリックでチャーム販売ページヘ)
テトラの60センチ水槽です。
こちらの水槽はガラス厚が6mmです。
このガラス厚も設計時には考慮しなくてはいけません。
お気づきかもしれませんが、うちの水槽は60センチなので、60センチ水槽の濾過槽に60センチ水槽を使うというなんともハイパワーな仕様にしました。(笑)
仕切りで使用する板、寸法について
仕切りで使用する板はこちらの5㎜厚の塩ビ板を購入しました。
購入サイズは450×600(㎜)です。
こちらのはざいやさんで購入。
価格はすごく安いです。1300円でした。
塩ビ板の他にはアクリル板という選択肢もあるのですが、塩ビ板を選びました。
塩ビ板の特徴はアクリル板と比べて、価格が安い、柔らかい(しなる)という特徴があります。
見た目の綺麗さはアクリル板に劣るようですが、濾過槽の仕切りですのであまり気にしなくても良いと思います。
私が購入したはざいやさんというお店は、塩ビ板を購入すると2カットまで無料でカットしてくれるので、私は下記のように無料カットの依頼をしました。
参考にしてみて下さい。
赤線がカットしてもらった線です。
黄色線は自分でカットする予定の線です。
カットを依頼する時は備考欄に《288×275ミリ・288×321ミリ・158×275ミリ・158×321ミリ》と入れれば私が依頼したのと同じようにカットしてもらえます。
※後に説明しますが、自分でカットする予定になっている黄色線部分も業者さんにカットの依頼をした方が良いと思います。
コーキング材・Pカッター
塩ビ板を水槽に固定するのにコーキング材を使用します。
使用したコーキング材はこちら
バスコーク(透明、水槽用)
水槽用と書いてあるので安心ですね。
このコーキングに関して、冒頭でも書きましたがかなり苦戦しました。(注:バスコークは悪くありません)
決して無知のままコーキングに挑戦しないようにして下さい(笑)
そして塩ビ板をカットするためにはこちらのPカッターを使用します。
濾過槽を自作する為の材料は以上です。
濾過槽の自作は簡単に言うと、塩ビ板をカットして、バスコークで水槽にくっつける!
これだけです。簡単そうでしょ(-。-)y-゜゜゜
濾過槽を作る手順!①水槽を仕切る為の塩ビ板をカット
ではさっそく作っていきます。
まずは塩ビ板をカットします。
すでに購入時にカットしてもらっているので、カットをするのは1箇所です。
↑この黄色線の部分ですね。
自分で塩ビ板をカットしてみて感じたことは『業者さんにカットしてもらった方が絶対に良い』ということです。
理由としては、
- 疲れる
- まっすぐカットするだけでも結構難しい
- カット面もまっすぐにならない
もうハッキリ言っていいこと無しです。
自分でどうしてもカットしたい方や、自信がある方以外は業者さんにカットしてもらう方が絶対におすすめです。
塩ビ板を注文する際にカットも頼めることがほとんどだと思いますので、一緒にお願いしましょう。
ということで私が頑張って塩ビ板をカットした様子をお届けします(;´∀`)
まずはPカッターを使って、軽く溝を作ります。
既に一枚は完成しているものがあるので、その板を使って溝を削っています。
これがなかなか難しい!(;´Д`)
この削っていく作業を何度も何度も繰り返し行っていきます。
そして、半分くらいまで削ることができたら、あとは手でパキッと折ります。
はい、できあがりです!
仕上がりが汚い!笑
まっすぐ切れていない&カット面が汚いというダブルパンチです。
この自分でカットした仕切板は汚いので仕切板①として使用します。
斜めになった&汚いカット面はなるべく見えないように下にして使用することにしました。
濾過槽を作る手順!②マスキングテープでマスキング!
のっけから塩ビ板のカットが思うようにできず、テンションが下がった私でしたが頑張って作業を続けていきます。
仕切り板が用意できたら、次はコーキングの準備です。
バスコークに付属しているマスキングテープでマスキングを行います。
今からやるマスキングに関してもYouTube動画などを必ず1度は見て、予習しておきましょう。
何ミリくらい幅を残してマスキングするか等、しっかりと勉強していないと私みたいに失敗することになります笑
まずは仕切板をマスキングします。
仕切板①
仕切板②
そして、仕切り板を接着させる場所に仮置きし、マスキングテープでまわりをマスキングしていきます。
仕切板①の下は4㎝あける必要があるので、本などをかまして調節しましょう。
とりあえずマスキング完了時の写真です。
これだとコーキングする幅が少なすぎました(失敗例としてみてください笑)
もう少し幅を広めにとってマスキングするようにしましょう。
濾過槽を作る手順!③バスコークを使ってコーキング!
マスキングテープが貼れたら次はコーキングで固めていきます。コーキングのやり方自体はバスコークの裏面に説明があるので、その通りやれば問題なく作業できます。
このコーキング作業についてもYouTube動画で確認してから作業をして下さい。何も予習せずにやると私のように失敗する確率が高いです。
そしてコーキングが終わったら、コーキング材が固まる前にマスキングテープを剥がし、24時間放置します。
バスコーク1本使ってギリギリでしたので、無駄にならないように注意しましょう。
コーキングヘラも簡易的なものはバスコークに付属しています。
こだわりがなければ、この付属のヘラでも問題ないと思います。
そして予習なしの私がぶっつけ本番でコーキングをした結果・・・
汚い仕上がりになってしまいました(´Д`)
これでも頑張ってリカバリーしたつもりですが、コーキングした部分からの漏水が心配なレベルで大失敗です。
後に漏水がないか検証したいと思います。
メチャクチャ汚い仕上がりになってしまいましたが、まぁ濾過槽なので気にしないことにします。
仕切り板が漏水していなければ良いのです。ぶっちゃけ多少漏水していても問題ありません笑
自作の濾過槽完成しました!
というわけで完成した自作の濾過槽がこちらです!(本挟みっぱなし(笑))
塩ビ板をカットして(一箇所)、バスコークでコーキングしただけなんですけども、すっごく疲れました・・・
そして仕上がりには、実はあまり満足できていません・・・見えない部分だと思えばそんなに気にはならないですけどね。
慣れれば全体的に難しい作業ではないと思うのですが、初めてやる方は少し覚悟しておいた方が良いかもしれません。
塩ビ板のカット、コーキング、どちらも私には難易度高めでした(´-ω-`)
しかし!
濾過槽の自作にかかった費用は6000円弱ですので、購入するよりはだいぶ安上がりで濾過槽を手に入れることができました!
是非皆様も自作の濾過槽を作ってみて下さい。
次回は濾過槽に水が流れてくる入口部分にあたるウールボックスの自作をしていきたいと思います。
以上、《オーバーフロー水槽自作プロジェクト!濾過槽製作編》でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もまた宜しくお願いします!
ではではではー
続きの記事はこちら
クロミス6045 ろ過槽+キャビネット


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