どうも!
アクアリウム野郎です。
サイフォン式のオーバーフロー水槽システムを自作中です。
今回はダブルサイフォン式のオーバーフロー管の組み立てが終わりましたので、私が作成した手順をご紹介したいと思います。
購入した材料については前回の記事を参照して下さい。
ダブルサイフォン式のオーバーフロー管について
まず、ダブルサイフォン式のオーバーフロー管についてですが、特許権を取得されているapi*a様という方がおられました。
ダブルサイフォン式オーバーフロー管の作成と販売をされているそうです。
信頼できる本家本元ということですので、信頼できる一品を手に入れる為にはapi*a様から購入した方が良さそうです。残念ながら通信販売は今のところ行っていないようです。
一応今回はapi*a様から作成した手順等を公開しても良いとお許しをいただきました。
ありがとうございます。
特許権については誰でも閲覧できるようになっています。
ご本人もサイトにて告知されていますが、
ご紹介されているダブルサイフォン式のオーバーフロー管について、図面が公開されており、既にネットに情報が溢れている為、自作して自分で使用する分には問題ないようですが、作ったものを販売したり、無償譲渡したりしては問題になる可能性があるようです。
作成してオークションサイトなどで販売されている方が多くいるようですが、特許権の侵害となる可能性がありますので注意しましょう。
お断り
私がこちらの記事で作成しているものは、見よう見まねで作成したものであり、本家のapi*a様から作り方などの指導は受けておりません。
その為、api*a様の作成されているダブルサイフォン式オーバーフロー管とは全くの別物です。
したがって、こちらの記事に載せたダブルサイフォン式オーバーフロー管にて何らかの事故が発生したとしても、api*a様作成のダブルサイフォン式オーバーフロー管の信頼性とは全く無関係です。
ということで、私が作成したダブルサイフォン式オーバーフロー管の作り方
というわけで、私が自作したダブルサイフォン式オーバーフロー管の作成手順です。
値札、バーコードシールをパイプから剥がす
まずは購入してきた塩ビパイプのバーコードシールを剥がします!
実は結構几帳面なので、キレイに剥がしていきます。
こんなにたくさんあるので、すごくめんどくさいですが、、
バーコードシールを剥がしていきましょう!
たまにキレイに剥がれないやつがいるんですよね!
こんな感じでシールが残ってしまった時は、除光液で剥がします。
はい、キレイになりました!
しかし、除光液をつけた部分が溶けているのかなんなのか、光沢がなくなってガサガサになってしまいました(笑)
『まいっか!』
というわけで、全部剥がし終えました。
ダブルサイフォン式オーバーフロー管の各パーツを作成
では、ダブルサイフォン式オーバーフロー管の作成に入っていきます。
まずはパイプカッターでパイプを切ります。
高儀 GISUKE パイプカッター ミニ φ3mm~22mm PC-100
まずジョイントに使用する部分です。
13㎜パイプを3㎝の長さに切ります。
パイプカッターの使い方はこのようにパイプを挟んで、
黒いつまみを回してきつく締めた状態でパイプ、もしくはパイプカッターをグルグル回します。
1周か2周ほど回したら、さらにつまみできつく締めて、またパイプかパイプカッターを回します。
するとこの通り!パカっとキレイにパイプをカットすることができます!
しかし!
このままだとカットした面がボコッと盛り上がってしまっていますので、パイプを接続する際にあまり良く無さそうです。
ボコッとなっているのがわかりますでしょうか?
というわけで、ここを削ります!
カッターでガリガリ削りました。
慣れるまでこれまた結構めんどくさいです。
削ったらこんな感じになりました。
これでパイプの接続もスムーズにできるはずです!
ちなみにパイプをカットするたびにこの削り作業は行いました!まめでしょ!
というわけで、この3㎝の長さにカットした13㎜パイプのジョイントを使用して、
13㎜エルボパイプを接続します。
接着には塩ビパイプ用接着剤のエスロンを使用しています。
基本的な接着方法としては、入れる側と入れられる側、両方にエスロンを塗って、思いっきり差し込みます。
そして差し込んで押さえた状態で30秒ほど待ちます。。。
以上で接着完了です!
簡単でしょ!
出来上がったパーツがこちら!
そしてもう一方にも13㎜エルボを接着
口が水平になるように組み立てましょう!
そして、このパーツにさらに13㎜パイプを3㎝にカットしたジョイントを片方だけ接着します。
同様の手順で同じもの(ジョイントありバージョンを2つ、ジョイントなしバージョンを1つ)を作成します。
次に
25㎜ソケットと異径ソケット25㎜×13㎜を接着します。
この部分にはジョイントは使用していません。
淵にエスロンを塗って、そのまま接着しました。
ジョイントを使ってないので、強度は弱そうですが、あまり負荷がかかる部分ではないと思いますので大丈夫でしょう。
先ほど作ったパーツと接着します。
2つのパーツを接着すると、このようなパーツが出来上がります。
ここが水面部分にくるパーツで、水を落として吸い込む部分になります。
13㎜パイプを26㎝でカットします。それを2本つくります。
最終的にはこういう風に繋がります。
まだこのパーツたちは接着しません。
次に、13㎜パイプを16㎝にカットしたものと、13㎜エルボを接着
このようなパーツを作ります。
そしてこのパーツに13㎜パイプのジョイントを接着し、その先に異径ソケット20㎜×13㎜を接着します。
このようなパーツが出来上がります。
さらにこのパーツに20㎜パイプを4㎝にカットしたジョイント、その先に20㎜エルボを接着します。
そうすると、このような形のパーツができます。
20㎜パイプを17㎝にカットします。
これで一応すべてのパーツ作りは終了です。
あとは組み立てるだけです。
各パーツの作成が完了したら、あとは組むだけ
平面で組立図をつくるとこんな感じです。
立体で作ると、完成形はこちら
排水側に水量を調節する為のバルブを付けます。
水量調節バルブの先の排水パイプ(濾過槽に繋がる部分)は濾過槽を作成した後に寸法を見ながら適当に調節しながら作成していこうと思います。
が、重要なベースの部分は水量調節バルブから上の部分ですので、一応これでダブルサイフォン式オーバーフロー管は完成といえるでしょう。
ちなみに、省スペースで設置する為に、配管を上手い具合にひねって組むと、こういう形にすることができます。
こういう形にパイプをひねって調節すれば、省スペースでオーバーフロー管を設置することが可能です。
作成したダブルサイフォン式オーバーフロー管は上手く作動するのか??
標準バージョンとひねったバージョン、両方の組み方でサイフォンの原理が問題なく作動するかテストしましたが、問題なくサイフォンの原理は作動しました。
そして、わざとサイフォンブレイクを起こして(サイフォンの原理をとめて)、自動でサイフォンの原理が再起動するかの実験も行いましたが、問題なく自動でサイフォンの原理の再起動もされました!
ダブルサイフォン式の一番の機能であるサイフォンの原理の自動再起動も問題なく成功です!
やったぜ!!
今回のダブルサイフォン式オーバーフロー管の設計寸法
ちなみに今回の寸法でダブルサイフォン式オーバーフロー管を作ると、水面(水の吸い込み口)から上の曲がり角エルボまでの長さは8㎝に設定されます。
水槽の淵から上のエルボまでの距離を2㎝と見積もって、水槽の淵(水の上限)から、水面までは6㎝になるように設計しました。
事故に備えて、水面から水槽の淵までの距離は長めにとった方が良いということでしたので、この長さに設定しています。
オーバーフロー管の設置位置を上下に動かすことで、水面から水槽の淵までの距離は調節することができますので、6㎝が余裕であれば、5㎝くらいに調整しても良いかもしれません。
どちらにせよ、水面から水槽の淵までの調節できるMAX長さは6㎝くらいにはできるようにしておいた方が安全性が高いと思います。
今回は以上です。
以上、ダブルサイフォン式オーバーフロー管の組み立てについてでした!
前回の記事から間が空いてしましましたが、オーバーフロー水槽の完成はまだまだこれからです。
濾過槽の作成もありますし、ウールボックスも作成したいですし、細かな微調節もありそうですし、フロートスイッチも作らなければなりません(´・ω・`)
でも!まだまだいっぱい作れるなんて!実は楽しみ!!(笑)(*'ω'*)
自分がこんなにDIYが好きな人間だとは思っていませんでした(笑)
DIYする時間がなかなか作れないというのがツライですが、まぁボチボチやっていこうと思います。
次回からは濾過槽の部分をつくっていきたいと思います!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回もまたよろしくお願いいたします。
ではではではー。
続きの濾過槽自作編はこちら
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