こんにちはdoaquaです。
今回は海水水槽の水替え頻度についてです。
水槽の水替えの頻度については、いろいろな意見があると思います。
しかも水槽の大きさ、飼っている海水魚、サンゴ、その他の飼育生物によっても最適な水替え頻度は違うでしょう。
しかし、一番最適な水替えというのは実はわかっています!
それは、
毎日、水槽の全水量の3%を水替えする
という方法です。
それはちょっと無理(''Д'')です!
はい、この方法がベストらしいのですが、私のようなズボラな性格では毎日水替えするなんて絶対に無理です。
それこそ水槽の管理がめんどくさくなって、水槽自体をやめてしまっては、なんだか本末転倒な気がします。
そこで、今回は現実的な頻度を前提としてお話していきたいと思います。
それぞれの水槽の大きさや、濾過システム、そしてライフスタイルによっても、最適な水替えのタイミングは違うと思いますが、今回はうちの水槽を例にして、海水水槽の水替えについて語らせていただきます!
ちなみに1回の水替えの水量ですが、全水量の1/5~1/3程度を想定しています!
うちの水槽の最適な水替え頻度は週に一回
はい、うちの水槽の水替え頻度は週に一回が最適です!
元々、週に一回の水替えをずーっと行ってきたのですが、ある事をきっかけに2週間に一回に減らしていたんですよねー。
あるきっかけについてはこちらの記事に書いております。
いや、2週間に一回の水替えだと、すげー楽です。
そして海水の素の減りもかなり遅いので、経済的です。
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しかし!
しかしですね!
見事にサンゴの調子がすげー悪くなりました!!
そうなんですよー、2週間に一回だとやっぱりダメでした。
油膜が出なくなったからって調子に乗り過ぎました(;・∀・)
目に見える変化はなくとも、やはり水替えは週に一回するべきでした(うちの水槽の場合)
水替えを週に一回に戻したところ、サンゴの調子もだいぶ回復してきましたよ。
うちの水槽のスペック!こんな水槽なら週一換水が必須だ!
うちの水槽のスペックです。
こんな水槽をやるなら、週一換水は必須となりますのでご注意を、、
-
- 水槽サイズ:60㎝ハイタイプ
-
- 濾過システム:外掛けフィルター、水中フィルター
- 海水魚:カクレクマノミ2匹、デバスズメダイ6匹、ハタタテハゼ1匹(3匹から1匹になりました)
- サンゴ:ウミキノコ、カワラフサトサカ、カタトサカ
- その他生物:ユビワサンゴヤドカリなど
※水槽スペックについて詳しく知りたい方はこちら、水槽立ち上げの様子を記録しておりますので是非見てみて下さい。
この中で、週一換水となるポイントが2つあります!
それは、
水槽の大きさ!
濾過システム!
です。
まず水槽の大きさについて
まず、水槽の大きさについてですが、水槽が小さいほど、換水の頻度を上げる必要があります。
それはなぜかというと、
水槽が小さい=水量が少ない=水が汚れるスピードが速い
からです。
まぁ飼育している生物量にも当然関係しているのですが、水槽が小さいということは水量が少なくなりますので、1滴の汚れが致命的になります。
よく言う例えが墨汁の例えですね、学校のプールに墨汁を1滴垂らしてもプールは濁らないでしょう。
しかし、30センチの水槽に墨汁を入れると水が黒くなってしまいます。
これは何となくわかると思いますが、大きな水槽で水量が多いほど、水が汚れるスピードは遅くなります。
うちの水槽は60㎝水槽なので、小さい水槽とは言いませんが、まだまだ水が汚染されやすいサイズだと思います。
このぐらいのサイズ感であれば、次でお話しする濾過システムにもよりますが、週に1回の水替えをした方が魚もサンゴも調子が良くなると思います。
つぎに濾過システムについて
次は濾過システムについてです、実はこれが一番関係あります。
濾過システムと水替えの関係性は、濾過システムがしっかり効いている程、水替えの周期を遅らせることができます。
そりゃあそうですよね、濾過サイクルがしっかりしていれば当然、水が汚れるスピードは遅くなりますので、換水頻度も少なくて済むというわけです。
しかしこれに関して、うちの水槽はある意味最悪です。(笑)
うちの水槽は外掛けフィルターと水中フィルターの2つのフィルターを使用していますが、フィルターサイズが水槽適合サイズのギリッギリですので、余裕のある濾過ができていないと思われます。
そしてこの通常の物理フィルターを使用した濾過システムでは、水替えというのが非常に重要な役割を担っています。
魚達の排泄物(有害物質)を物理フィルターのバクテリアが魚に無害な物質に分解するときに硝酸塩という物質が生成されますが、この物質がサンゴにとって猛毒となるのです。
そして硝酸塩は水替え以外の方法で水槽から無くすことはできません( ゚Д゚)
というわけで普通のフィルターを使用した濾過をしている限り、硝酸塩を水槽の外に出すために換水は必須なのです。
このフィルターを使用した通常濾過システムの他に、ベルリン式の濾過システムというのもあります。
こちらの濾過方法では硝酸塩がほとんど生成されない為、サンゴ飼育に適しており、換水頻度は最小限に抑えることができます(代わりに海水魚はほとんど飼育できません)
ベルリン式濾過についてはこちらを参照して下さい
通常のフィルター濾過の話に戻りますが、通常のフィルター濾過でも濾過能力が高ければ、換水頻度を遅らせることが可能かと思います。
濾過能力が高いフィルターといえば、外部フィルターですね!
大き目の外部フィルターを使用すれば、少しは換水頻度を少なくすることができるかもしれません。
うちのフィルターは外掛け式フィルターのギリッギリ濾過システムなので、まぁ水質の悪化は早いのでしょうね(笑)
外部フィルターもそろそろ欲しいですね、、、、
水替え頻度についてまとめ
以下は私の考えですので、批判につきましては受け付けておりま・・・・す!
はい、受け付けております!コメント欄にてどんどん募集しております(笑)
批判、アドバイス、応援などは”どしどし”受け付けておりますのでお気軽にどうぞ!励みになります!
ということで、
まず60㎝までの小さな水槽の場合は基本的に週に一回は換水をした方が良いと思います。
海水魚的には、2週間に一回でもまぁそこまで問題にはならないと思いますが、サンゴを飼育するのであれば週に一回換水するのがサンゴの調子を保つポイントかと思います。
いや、週に一回水替えするなんてめんどくさい!2週間に一回がいい!!
というそこのあなたには、濾過システムをベルリン式の濾過システムにすることをおススメします。
そして、水替えも週に一回したくないし、ベルリン式濾過システムにもしたくないというそこのあなたは、濾過能力ができるだけ高いフィルターにしましょう!
60㎝水槽ならば、このあたりの外部フィルターをつければスペック的には十分でしょう!
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うちの水槽に関していえば、2週間に一回の水替えをしていた時はサンゴの調子はすごく悪そうでしたが、溶けたり死んだりすることはありませんでした。
うちの濾過フィルターのスペックから考えても、2週間に一回水替えがおそらくギリギリのラインかなと思います。
なのでまぁ、ぶっちゃけていうとですね、2週間に一回の水替えでも生体はおそらく死なないので大丈夫です。
が、調子よく飼育したい場合は週に一回は水替えしましょう。私は週に一回水替えすることにしました。
そして通常タイプの幅30㎝水槽や幅45㎝水槽などの60㎝水槽よりも小さな水槽でサンゴを飼育するという方は、必ず週に一回は水替えをした方が良いと思います。
小さい水槽では水が汚れるスピードが速く換水をしないことによる水質悪化がサンゴにとって致命傷となる可能性があります。(水替えによる水質変化もサンゴにとってダメージとなりますので、少量を高頻度で水替えするのが良いと思います。3日に一回、水量の1/5程度など)
はい、というわけで、今回はサラッとした記事を書くつもりでしたが、、、ちょっと長くなってしまいました。
換水について現時点で思うことを書いてみましたがいかがでしたでしょうか?
少しでもこれから海水水槽を始める方の参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
ではではではー。
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